大学Chapter 29約15分
シュレーディンガー方程式
量子力学の中心方程式。波動関数の時間発展を記述し、水素原子のエネルギー準位を説明した20世紀最大の方程式のひとつ。
#シュレーディンガー方程式#波動関数#エネルギー準位#水素原子#ポテンシャル井戸#量子力学
「波の方程式」を量子に
光が波であり粒子でもあるなら、電子も粒子でありながら波ではないか——ド・ブロイの物質波仮説(1924年)からシュレーディンガーは考えた。
📜シュレーディンガー(1926年)
エルヴィン・シュレーディンガーがクリスマス休暇に方程式を書き上げた。水素原子の実験データを完璧に再現し、量子力学に数学的基盤を与えた。同年、ハイゼンベルクの行列力学と等価であることが証明された。
時間依存シュレーディンガー方程式
∑基本方程式
- :換算プランク定数
- :ポテンシャルエネルギー
- :波動関数
時間非依存シュレーディンガー方程式
エネルギーが確定した定常状態では:
∑定常状態の方程式
無限深さポテンシャル井戸
最も基本的な例:幅 の箱に閉じ込められた粒子( で 、外で )
✓エネルギー量子化
エネルギーは連続でなく**飛び飛びの値(量子化)**しか取れない。
⚠ゼロ点エネルギー
でも 。粒子は静止できない!これが不確定性原理の結果。
水素原子への適用
3次元のクーロンポテンシャル で解くと:
∑水素原子のエネルギー準位
これがバルマーらが実験で見つけた水素スペクトルを完全に説明した。
📝光の放出
: eV → 波長 656 nm(赤、バルマー系列 線)
トンネル効果
古典的にはエネルギー不足で越えられない障壁も、量子的には波動関数が「染み出し」て通過できる。
🌍トンネル効果の応用
走査型トンネル顕微鏡(STM)・フラッシュメモリ・核融合反応(太陽の核融合)はすべてトンネル効果で動く。
// quiz
確認問題
Q1.定常状態のシュレーディンガー方程式(時間非依存)はどれか?
Q2.無限深さポテンシャル井戸(幅L)のエネルギー準位はどれか?
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