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高校基礎Chapter 98

仕事とエネルギー

物理の「仕事」は日常語と違う。力の向きに動かしたときだけ仕事をしたことになる。

#仕事#エネルギー#保存則#運動エネルギー#位置エネルギー

つまり「力の向きに動かしたときだけ仕事」

荷物を持ち上げる → 仕事(力と移動が同方向)

荷物を持ったまま水平に歩く → 仕事ゼロ(力は上向き、移動は水平)

W=Fdcosθ[J]W = Fd\cos\theta \quad [\text{J}]


仕事・エネルギー定理

WT=ΔK=12mv2212mv12W_{_T} = \Delta K = \frac{1}{2}mv_2^2 - \frac{1}{2}mv_1^2

合力のした仕事 = 運動エネルギーの変化


位置エネルギー

重力:Ug = mgh(高さ基準は自分で決めてよい)

バネ:Ue = ½kx²(自然長からの伸び)


力学的エネルギー保存則

摩擦・空気抵抗なし → 運動エネルギー+位置エネルギー = 一定

12mv2+mgh=\frac{1}{2}mv^2 + mgh =

問1 高さ5.0mから落下。地面直前の速度は?(g=9.8m/s²)

v=2gh=2×9.8×5.09.9m/sv = \sqrt{2gh} = \sqrt{2 \times 9.8 \times 5.0} \approx \boxed{9.9 \, \text{m/s}}


💡豆知識

ダムの水力発電は「高い位置の水 = 重力ポテンシャルエネルギー」を電気エネルギーに変換する装置だ。日本の黒部ダム(高さ186 m)では、1秒間に約18 tの水が落下し、約85,000 kW の発電ができる。エネルギー保存則がなければ、このような計算で発電量を予測することはできない。

よく間違えるところ

「仕事 = 力 × 距離」は「力の向きと移動の向きが同じ場合」に限定される正確には W = Fd cosθ。荷物を持ち上げながら水平に移動するとき、持ち上げる力は仕事をしていない(垂直方向の力と水平方向の移動はθ=90°で cos90°=0)。

重要ポイント

まとめ

  • W = Fdcosθ(垂直なら仕事ゼロ)
  • K = ½mv²(運動エネルギー)
  • Ug = mgh(重力ポテンシャル)
  • 摩擦なし → 力学的エネルギー保存

まとめ

  • W = Fdcosθ(垂直なら仕事ゼロ)
  • K = ½mv²(運動エネルギー)
  • Ug = mgh(重力ポテンシャル)
  • 摩擦なし → 力学的エネルギー保存

// quiz

確認問題

Q1.垂直方向に力をかけながら水平に物体を動かした。仕事はいくらか?

Q2.力学的エネルギー保存則が成り立つのはどんなとき?

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