高校基礎Chapter 6約8分
化学結合の種類
結合は「電子のやりとり方」で3種類に分かれる。種類によって物質の性質ががらっと変わる。
#イオン結合#共有結合#金属結合#電気陰性度
つまり「電子のやりとり方」が3種類ある
| 結合 | 電子の動き | 例 |
|---|---|---|
| イオン結合 | 一方が完全に渡す | NaCl、KCl |
| 共有結合 | 両方で共有する | H₂O、CO₂、有機物 |
| 金属結合 | 自由に飛び回る | Fe、Cu、Na |
イオン結合
金属+非金属の組み合わせ。
Na(電子1個余り)→ Cl(電子1個欲しい)に渡す
Na⁺ と Cl⁻ が静電気で引き合う = イオン結合
特徴:硬いが割れやすい、水に溶けやすい、融点が高い
共有結合
非金属同士の組み合わせ。
電子を1個ずつ出し合って「2個で共有」する。
H−H(水素分子)、O=O(酸素分子。二重結合)
特徴:多様な物質を作れる(有機物はほぼ全部)
配位結合 = 一方が2個とも出す共有結合。NH₄⁺など。
金属結合
金属同士。
価電子が固定せず自由に動き回る → 自由電子
特徴:電気・熱を通す、延性・展性がある(叩くと伸びる)
電気陰性度
「電子を引き寄せる強さ」の指標。
F > O > N > Cl > Br > C, H の順で大きい
差が大きい → イオン結合的
差が小さい → 共有結合的
💡豆知識
ダイヤモンドと鉛筆の芯(グラファイト)は両方とも炭素原子だけでできているが、結合の仕方が全く違う。ダイヤモンドでは炭素が4方向に共有結合(sp³混成)、グラファイトでは平面的な共有結合(sp²混成)+弱い層間力。この違いが「世界最硬の宝石」と「柔らかく滑る鉛筆の芯」という極端な違いを生む。
⚠よく間違えるところ
電気陰性度が大きいほど電子を引き寄せる力が強い。F>O>N>Cl>Br>C≈H の順。H₂O が極性を持つのは O の電気陰性度が H より大きく、O 側に電子が偏るから。CO₂ が無極性なのは、2つの C=O 結合の双極子が正反対方向を向いて打ち消し合うため。「結合が極性を持つ」と「分子が極性を持つ」は別の話。
✓重要ポイント
まとめ
- イオン結合:金属+非金属。電子を渡す
- 共有結合:非金属+非金属。電子を共有
- 金属結合:金属。自由電子が飛び回る
- 電気陰性度の差が大→イオン結合的、小→共有結合的
まとめ
- イオン結合:金属+非金属。電子を渡す
- 共有結合:非金属+非金属。電子を共有
- 金属結合:金属。自由電子が飛び回る
- 電気陰性度の差 → 結合の種類の目安
// quiz
確認問題
Q1.NaCl(食塩)の結合はどれか?
Q2.共有結合の特徴はどれか?
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