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大学Chapter 2112

有機反応機構

SN1とSN2、E1とE2。「どんな基質に、どんな試薬を使うか」で反応が決まる。パターンで覚える。

#反応機構#SN1#SN2#求核置換#脱離#求電子付加

つまり「基質と試薬の組み合わせでパターンが決まる」

反応基質試薬特徴
SN2第一アルキル強い求核剤一段階・立体反転
SN1第三アルキル弱い求核剤二段階・ラセミ体
E2第二・第三強い塩基一段階・anti脱離
E1第三アルキル弱い塩基二段階

SN2 vs SN1

SN2(一段階)

  • 求核剤が背面から攻撃
  • 立体反転(ワルデン転換)
  • 第一アルキルで速い

SN1(二段階)

① R-LG → R⁺ + LG⁻(カルボカチオン生成)

② R⁺ + Nu: → R-Nu

  • ラセミ体が生成
  • 第三アルキルで速い(カルボカチオンが安定)

求電子付加反応

アルケンのπ電子が求電子剤を攻撃する。

マルコフニコフ則:

H は水素が多い炭素に付く(より安定なカルボカチオン中間体を形成)

例:プロペン + HBr → 2-ブロモプロパン(主生成物)


💡豆知識

アスピリン(アセチルサリチル酸)は世界で最も多く消費される薬の一つで、毎年約4万トン製造されている。その合成反応はSN(求核置換)反応の一種であるエステル化を使い、サリチル酸と無水酢酸から作られる。有機反応機構の理解が薬の設計に直結している。

よく間違えるところ

SN1とSN2の優先度:第一アルキルハライドは必ずSN2(SN1では不安定なカルボカチオン中間体)。第三アルキルハライドは立体障害でSN2が起きにくく、SN1が主。第二アルキルは条件次第。「どのアルキルかを見てから機構を判断する」順番が重要。

重要ポイント

まとめ

  • SN2:一段階・立体反転・第一アルキル
  • SN1:二段階・ラセミ体・第三アルキル
  • マルコフニコフ則:H は水素が多い炭素へ
  • E2(脱離)はSN2と競合する

まとめ

反応中間体立体化学
SN2なし反転
SN1カルボカチオンラセミ
E2なしanti
  • 第一アルキル→SN2、第三アルキル→SN1
  • マルコフニコフ則:H は水素が多い炭素へ

// quiz

確認問題

Q1.SN2反応の特徴として正しいものはどれか?

Q2.アルケンへのHBrの付加はどの反応か?

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