17/41モル濃度と溶液の計算
HOME/化学/モル濃度と溶液の計算
高校基礎Chapter 177

モル濃度と溶液の計算

モル濃度は「1Lに何molあるか」。希釈しても溶質のmolは変わらない。

#モル濃度#溶液#濃度計算#希釈

つまり「1Lあたりに何molあるか」

c=nV[mol/L]c = \frac{n}{V} \quad [\text{mol/L}]

体積の単位は必ず L(mL は 0.001倍にして変換)


基本計算

問1 NaCl 5.85g を水に溶かして500mLにした。濃度は?(NaCl = 58.5)

n=5.8558.5=0.100moln = \frac{5.85}{58.5} = 0.100 \, \text{mol}

c=0.1000.500=0.200mol/Lc = \frac{0.100}{0.500} = \boxed{0.200 \, \text{mol/L}}


希釈の計算

希釈してもmol数は変わらない:

c1V1=c2V2c_1 V_1 = c_2 V_2

問2 6.0 mol/L のHCl 50mL を希釈して300mLにした。濃度は?

c2=6.0×50300=1.0mol/Lc_2 = \frac{6.0 \times 50}{300} = \boxed{1.0 \, \text{mol/L}}


よく混乱するところ

「500 mL」を V = 500 のまま使うミス → 必ず 0.500 L に変換

希釈したら濃度が変わるのは当然。でも溶質のmolは変わらない


💡豆知識

人間の血液中のナトリウムイオン(Na⁺)濃度は約 0.14 mol/L に厳密に保たれている。これが変化すると浸透圧が乱れ、細胞が正常に機能できなくなる。点滴の生理食塩水が「0.9% NaCl」(≈ 0.15 mol/L)なのは、この体内環境に合わせた設計だ。

よく間違えるところ

mL を L に変換するのを忘れる間違いが多い。c = n/V の V は必ず L 単位。500 mL は 0.500 L、100 mL は 0.100 L。試験ではあえて mL 単位で与えて変換を忘れさせる問題が多い。

重要ポイント

まとめ

  • c = n/V(V は必ず L 単位)
  • 希釈:c₁V₁ = c₂V₂(mol 数は変わらない)
  • mL を L に変換してから計算
  • 1 L = 1000 mL(変換ミスに注意)

まとめ

  • c = n/V(Vは必ずL単位)
  • 希釈:c₁V₁ = c₂V₂
  • mLはLに変換してから計算する

// quiz

確認問題

Q1.0.50 mol/L のNaCl水溶液200mLに含まれるNaClのmol数は?

Q2.希釈しても変わらないものはどれか?

Next Up — Chapter 18

NMR・IR分光法

次のチャプターで学習を続けましょう

次のチャプターへ →