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大学Chapter 1812

NMR・IR分光法

未知化合物の構造を調べる2大ツール。IRで官能基を特定し、NMRで水素の環境を読む。

#NMR#赤外分光法#構造決定#化学シフト#官能基

つまり「2つの道具を組み合わせて構造を決める」

IR → 「何の官能基があるか」を調べる

NMR → 「水素がどんな環境にいるか」を調べる

組み合わせれば、未知化合物の構造がわかる。


IR(赤外線分光法)

分子の振動が特定の赤外線を吸収する。

官能基吸収帯(cm⁻¹)特徴
O-H(アルコール)3200-3550幅広い
O-H(カルボン酸)2500-3300非常に幅広い
C=O1650-1800強い・特徴的
C-H2850-3000

C=O の吸収は一目でわかる。まずここを見る。


¹H NMR(プロトンNMR)

化学シフト δ(ppm):TMS(テトラメチルシラン)を基準0 ppm

環境δ(ppm)
アルキル(CH₃, CH₂)0.5-4.5
芳香環H6.5-8
アルデヒドH(-CHO)9-10
カルボン酸OH10-13

積分比 = H の個数の比

n+1則:隣のH数+1本のピーク(3個のHが隣なら4本に分裂)


💡豆知識

MRI(磁気共鳴画像法)はNMRの医学応用だ。人体の水素原子(主に水分子)の核磁気共鳴シグナルを画像化する。放射線を使わずに体内の軟組織を高精度で撮影できる。1970年代に開発され、現在では毎年約4億件の検査が世界中で行われている。

よく間違えるところ

NMRのn+1則は隣の水素原子の数で決まる。隣に n 個の等価な H があれば、そのシグナルは n+1 本に分裂する。ただし OH、NH などは水素交換が速いため、カップリングが観測されないことが多い。また、隣に H が 0 個の場合は 1 本のシグナルのまま(分裂しない)。

重要ポイント

まとめ

  • IR:C=O ≈1700 cm⁻¹(強)、O-H ≈3300(幅広)
  • NMR:化学シフトで電子環境を反映
  • 芳香環H:δ≈7 ppm
  • n+1則で隣のH数がわかる

まとめ

  • IR:C=O ≈1700 cm⁻¹(強)、O-H ≈3300(幅広)
  • NMR:化学シフト(δ)で電子環境を反映
  • 芳香環H:δ≈7 ppm
  • n+1則で隣のH数がわかる

// quiz

確認問題

Q1.¹H NMRで芳香環のHの化学シフト(δ)はおよそいくらか?

Q2.IR(赤外線)で1700 cm⁻¹付近の強い吸収は何を示すか?

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有機化合物の基礎

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